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【父の長期入院】励ますよりも寄り添うこと|入院で参る心を支える家族の工夫

【父の長期入院】励ますよりも寄り添うこと|入院で参る心を支える家族の工夫
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父の入院は、私たち家族にとって大きな試練となりました。

転院の延期やリハビリの遅れにより、父の心は少しずつすり減っていきます。

孤独な病室、思うように動けない身体、先の見えない状況…こうした環境が、どれほど精神を削るかは想像以上です。

この記事では、入院中の父の姿から学んだ、心を守るための考え方と行動を整理します。

本記事の内容は下記3つにまとめてます。

本記事の内容
  • 心を守るための具体的なアプローチ
  • 家族が支えるポイント
  • 自己成長と心の回復につなげる方法
なお
なお

今回は私の語りがベースとなります。

そのため、そこから何か気づきなどを得られていただければと思います。

父が入院した経緯は下記で話していますので、参考にしてください。

父の緊急入院で気づいたこと|下半身麻痺から見えた自己成長と行動の力
父の緊急入院で気づいたこと|下半身麻痺から見えた自己成長と行動の力

それでは本編です。

入院・転院が延びていくストレス

父は下半身麻痺で入院しましたが、転院やリハビリは延期に延期が重なり、思うように進みませんでした。

昨日から今日にかけて食事も取らない日があり、自暴自棄になって自分に投げやりになる様子が伝わってきました。

孤独な病室で誰とも会話ができない状況は、精神面への負担を大きくします。

父は49年以上喫茶店で働いてきた人間です。

日常的に体を動かし、常に人と接してきた生活から急に隔絶された環境に置かれることは、精神的ショックが大きいのも当然です。

私自身も、2020年のコロナ禍で心が塞ぎ込み、自殺もよぎるほど追い込まれた経験があります。

そのときと父の状態は異なるものの、無力感や孤独感、未来への希望のなさを強く感じる点では共通していました。

さらに、長期入院では日常の小さな楽しみが失われがちです。

病院食や無機質な部屋、限られた面会時間…。

こうした環境は、心の消耗を加速させます。

父も一人部屋で過ごす時間が長く、孤独感が増していたことは明らかです。

心が参ると「励まし」は刺さらない

こうした状況では「頑張れ」「大丈夫」と言われても響きません。

私の経験でも、励まされるほど「できない自分」を意識してしまい、逆効果になることがありました。

過去にSNSで「筋肉を鍛えればすべて解決する」という投稿を見たことがあります。

当時の私は「そんな簡単なことで解決できるわけがない」と思いました。

しかし、自分の配達業時代を振り返ると、仕事中に体を動かしているときは、余計なことを考えず、ストレスが軽減されていたことに気づきました。

父も長年体を動かす仕事をしてきました。

今のように動けない状況で落ち込むのは自然なこと。

励ますよりも、現状を理解し共感する姿勢が重要です。

母も転院の延期に落胆していましたが、父も同じ気持ちだったはずです。

家族が無理にポジティブな言葉をかけるより、まずは「今のつらさ」を受け止めることが大切だと実感しました。

なお
なお

本当の意味で理解をした共感が大切です。

ただ慰められても、それは本人からしたら心も動かされませんからね。

身体を動かすことが心を支える(自分の気づき)

体を動かすことで心の負担が軽減される面があります。

父の場合、長年の喫茶店勤務で日常的に体を動かしてきたため、今の状況では精神的に落ち込みやすくなっているのです。

例えば、軽く手を動かすだけでも「できることがある」と感じられる瞬間があります。

病室の窓から外の景色を眺めたり、短時間の運動や趣味に取り組むことでも、心に変化が生まれます。

こうした小さな行動が、長期入院による孤独感を和らげる助けになるのです。

また、体を動かすことは単なる気分転換ではなく、心の筋力を保つ行為でもあります。

体を動かす習慣がある人は、精神的に不安定な状況でも、少しずつ気持ちを整えられる傾向があります。

父のように動くことが生活の中心だった人にとって、体を動かせない今の状況は大きな心理的負担なのです。

なお
なお

注意点としては、体が動かせられない人もいます。

今回のケースはまさに、動かせらないので、いかに心のケアとしてネガティブに持って行かないようにするかがカギとなってきました。

最悪を想定することが心を守る

私は転院延期の可能性をあらかじめ想定していました。

そのため、実際に延期になっても心のダメージは少なく、冷静に対応できました。

両親は「やっと退院」と思っていたため、延期によるショックは大きかったのです。

最悪のケースを事前に考えることは、心の準備として非常に有効です。

想定することで、もし転院がさらに延期になった場合にどのようにリハビリを進めるか、どんなサポートが必要か、具体的に計画を立てることができます。

これにより、家族も患者も急な変化に慌てず対応できるのです。

家族としてできること

家族ができる支援は、単なる励ましではありません。

むしろ下記のポイントが効果的です。

  • 共感と理解:「今が辛い」を否定せず受け止める
  • 会話の相手になる:孤独感を和らげる
  • 日常の小さな変化:窓の景色や音楽、軽い運動などを取り入れる
  • 信頼できる第三者に相談:心の整理や気づきをサポートしてもらう
なお
なお

どれも何てことのないようなものですが、こうした小さなことも配慮することが、とても大切な行動になるんです。

最近では、オンラインで受けられる個別メンタルサポートもあります。

日常の悩みや気づきを整理するサポートを受けられ、専門家に話すことで新しい視点や思考の整理ができます。

こうしたサポートは、家族が抱える不安の軽減にもつながります。

もし誰にも相談できないとか、自分自身の考え方を変えたい方は下記も参考にしてください

» 参考:自分に合うメンタルケア方法がわかる【インターマインド・パーソナルケア】

応用編:ストレスと希望の関係

長期的なストレスは、認知症など二次的な影響への不安も生みます。

無機質な環境や刺激の少ない毎日は、体だけでなく心や脳にも影響を与えます。

実際「安定」が長く続くほど、脳の考える力は少しずつ弱まっていくといわれています。

余談:今回の件でこうしたストレス受けないための考え方は「父の入院から学んだ『安定は衰退を招く』|現状維持と変化の重要性」で話しているので、どうぞ。

そのため「夢や希望を持つこと」がメンタル回復には重要です。

たとえ今すぐできないことが多くても「やりたいことを考える」こと自体に意味があります。

目の前の制約に押しつぶされず、希望を見つける行動は、精神的な回復だけでなく、自己成長にもつながるのです。

小さな楽しみや変化を取り入れ、専門家に相談する習慣は、日常生活でも活かせます。

自己理解を深めることで、心の安定を保ちながら人生全体の成長にもつながります。

まとめ

父の長期入院から学んだ心の支え方は下記の通りです。

  • 共感することが励ましよりも効果的
  • 小さな変化や楽しみを取り入れる
  • 専門家やサービスを活用して客観的なサポートを得る
  • 可能性を潰さず希望を持つ

心の安定は、家族や本人の生活の質を左右します。

困難な状況でも「できることを考え、少しずつ実行する」ことが、最終的に心の回復と成長をもたらします。

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なお
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人間関係でメンタルが挫折した経験アリ。

心の成長で自分をコントロールすることに成功。
現在は意識と気づきで物事を成長に活かしているSEOマーケター
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