【実体験】「めんどくさい」と思考停止した末路。医者任せで後悔しないための備え
「よくわからないから」「めんどくさいから」と、自分にとって大事な決断を人任せにしていませんか?
実は、その「考えるのをやめること(思考停止)」や「他人のせいにする生き方」こそが、将来の自分を一番苦しめる原因になります。
この記事では、私の両親(特に父)に実際に起きた闘病と介護のリアルな体験を通して、現実から目を背けることの恐ろしさと、自分自身と向き合う「自責思考」の重要性をお伝えします。

「あのとき、もっとちゃんと考えていれば…」と後悔しないための、心と生活の備え方について一緒に考えてみましょう。

実際に自分の身にも起こると思って聞いてね
【実体験】健康を過信し、医者に「丸投げ」した父の悲劇
私の両親は自営業を営んでおり、75歳を過ぎるまで、本当に命を削るように働いてきました。健康診断は一度も受けたことがありません。
私は息子として
「健康診断のお知らせが来てるから一回行こう」
「お店の売上はカバーするから、温泉で休もう」
と何度も提案しました。しかし、返ってくるのはいつも「時間がない」「体は休めても、気が休まらない」という言い訳ばかり。
そして病気が発覚したあとも、父の姿勢は変わりませんでした。
抗がん剤の治療方針やリスクについて、お医者さんが難しい説明をしているとき、父はこう言ったのです。
「はいはい、もうよくわからないから、お医者さんに全部任せますんで」
この「めんどくさいからプロに任せる」という人任せな態度が、最悪の引き金を引きました。現在、父は抗がん剤の副作用と思われる影響で、下半身麻痺になってしまいました。その時になって初めて、父は「もういい」「あの時は、こんな風になるなんて思わなかった…」と自暴自棄に嘆くのです。
父が下半身麻痺になった経緯については、下記の記事で詳しく話してます。

なぜ「お医者さんに任せる」が危険なのか?
「病気のことは素人にはわからないから、お医者さんに任せるのが普通でしょ?」と思うかもしれません。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
問診の落とし穴と「本当に伝えるべきこと」
お医者さんは「今日はどうしましたか?」「どこが痛いですか?」と聞いてくれますが、大半の人は「聞かれたこと(今の症状)」しか答えません。
でも本当に重要なのは、自分しか知らない「違和感」や「過去の出来事」を自ら伝えることです。
たとえば、
- 「今日は具合が悪いんですが、一昨日に少し耳鳴りのような違和感がありました」
- 「そういえば33年前、飛行機事故で腰を痛めたことがあります」
- 「最近、何もない平坦な道でよくつまずくんです」
こうした「素人目線での気づき」がお医者さんにとっては、薬を変えたり、治療方針を見直したりする超重要な判断材料になります。
自分で考えずにただ言われたことだけを答えていると、正しい治療につながらないことがあるのです。

つい言われたことだけしか答えないことの方が多いかも。

日頃から、”そういえば”とちょっとしたことを気にするクセを作ることもだ大事だよ。
抗がん剤は「万能薬」ではなく「劇薬」になり得る
特に高齢者の場合、抗がん剤は「万能薬」ではなく、リスクが跳ね上がる「劇薬」になり得ます。
母もまた、下半身の痺れや呼吸の苦しさに悩まされることになりました。自分で考えず、ただベルトコンベアに乗るように「お医者さんが言うから」と治療を受け入れると「こんなはずじゃなかった」という結果を招きやすいのです。
母の症状と、その時の心の状態については下記をどうぞ。

最悪の事態を想定して「備える」ことの本当の意味
両親に初期症状が出た時点で、私は「最悪のシナリオ」を想定していました。
現実となった「余命宣告と二重介護」
「もしかしたら半年後には、実家の1階に介護用ベッドを2つ並べて、両親を同時に介護(二重介護)することになるかもしれない」と覚悟していました。
そして8ヶ月後、それは現実になりました。

現在、1階にベッドが2つ並び、2人とも余命半年という宣告を受けています。
なお、父が予測していた1階にベッドを二つ置くのは無理だろうという考えでしたが、私は当初からベッドの可能性や置き方を何パターンか想定して断捨離をして計画を進めていました。
なお、こういった断捨離ができない方は下記で方法を載せているので参考にしてください。


思考停止せずに「保険」という備えを持っておく
私がこの絶望的な状況でも、自分の心を壊さず、生活基盤を保てているのには理由が2つあります。
1つ目のそれは「最悪を想定して、事前に備えていたから」です。
自分自身を客観的に考えて、どの部分までなら可能なのか?
逆にどこができないのかを考えて自己理解しています。この時点で焦りがある人や普段より冷静ではない方は「メンタルケアサービス」をして一度、気持ちを整えてください。
落ち着いてはいるけど、今後どうしようか迷っている人は私が提供している「思考整理・言語化」で手伝っていますので、参考までに。
もう一つの理由は、仕事をセーブして介護にあたる中で、私の生活基盤を支えてくれたのは、父がかけていた保険でした。
がん保険や生活サポートの保険が二重で下りたおかげで、金銭的な不安を大きく減らすことができたのです。
50〜60代の方の中には「保険なんてまだいいよ」「めんどくさい」と後回しにする人が多いですが、最悪のカードは、ある日突然、しかも複数同時に切られます。いざという時に自分や家族を守るためにも、面倒くさがらずにプロに相談して「自分の現状」を把握しておくことは絶対に必要です。
考えるのを後回しにしている方へ。手遅れになる前に、今の状況を見直してみてください。

保険のときこそ、高いのを選ぶとかではなく「将来の自分が最悪どうなるか?」を元に考えるといいよ。
いやいやないない、と否定するのではなく、もしかしたらありえる未来として最悪の事態を想定しておくことがとても大切です。

今回のケースは、実際に起こった出来事だから人ごとじゃないよね。
まとめ:自分と向き合う「自責思考」が未来を救う
父や母の姿を見ていて痛感するのは「自分自身の出来事に素直になり、しっかりと向き合うこと(=自分の責任として考えること)」がいかに大切か、ということです。
もし父が「めんどくさい」と逃げずに抗がん剤のリスクと向き合っていれば。
「お医者さんに任せる」ではなく「今回は薬を減らして様子を見たい」と自分で決断していれば。結果は違っていたかもしれません。
私は普段「頭の中を言葉にして、自分のことを深く理解する(自己理解)」というサポートをしています。
自己理解を深めるための言語化については、こちらの記事も参考にしてください。

自分自身と向き合おうとしない人、自分の人生を他人に丸投げしている人は、必ずどこかで成長が止まり、限界が来ます。そして、トラブルが起きた時に「他人のせい」「環境のせい」にして、自分を苦しめ続けるのです。
「わからない」「めんどくさい」という言葉が出そうになったら、少しだけ立ち止まってみてください。その問題から逃げることは、結局、未来の自分に大きなツケを払わせることになります。
自分の体、自分の人生、自分の心。誰かに丸投げせず、自分自身で責任を持って「選ぶ」こと。それこそが、どんな結果になっても後悔しないための、最大の心の備えなのです。

