14年間の断捨離で学んだ!モノを減らせない人向け【簡単な片付け行動5ステップ】

こんにちは、なおです!
私は14年間、断捨離を続けてきました。
その中で、特に直近の2年間は、これまでで一番モノを減らせた時期でした。
試行錯誤を繰り返し、友人に試してもらったり、服が山のようにある母に実践してもらったりしながら、効果的な方法をまとめました。
この記事では
「モノが多すぎてどこから手をつけていいかわからない」
「片付けたいけど、めんどくさい」
という方に向けて、私が実践してきた簡単で続けやすい断捨離のコツをお伝えします。

一緒にスッキリした空間を作っていきましょう!
価値観の変化については、こちらも併せてどうぞ。
» 参考:断捨離の注意点:片付けとモノを手放して生まれた新しい価値観
STEP1:まずは「明らかなゴミ」から手放す

断捨離の第一歩は、「明らかなゴミ」を手放すこと。
これが一番簡単で、すぐに始められるアクションです。
ゴミと聞くと「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、実はここがスタートライン。
多くの人は、ゴミすら放置してしまうことで部屋が散らかっていくんです。
特に、普段「めんどくさい」と感じている人にオススメなのが、自分の「テリトリー」にゴミ袋を置く方法。
テリトリーとは、ソファ、ベッド、机の周辺など、あなたがよく過ごす場所のこと。
ここは、ゴミが溜まりやすいゾーンでもあります。
私の友人の例を紹介します。
彼はペットボトルが部屋に散乱しがちでした。
そこで、彼のテリトリーであるソファの横に小さなゴミ袋を置いて「ここにペットボトルを入れる」と意識させました。
すると、驚くほど片付けが進んだんです。
理由は簡単。
ゴミ袋がすぐそばにあるから、入れるだけ。
これで行動のハードルがグッと下がります。
同じ要領で、コンビニのお弁当の容器やお菓子の袋も、近くのゴミ袋にポイっと入れる習慣をつけましょう。
そして、ゴミ袋がいっぱいになったら、家の玄関まで持っていく。
これをセットにしてください。
「片付ける」という行為自体が面倒だと感じるからやらないんです。
だから、「飲む→捨てる→ゴミ袋に入れる」を流れ作業にすることで、自然と行動できる状態を作りましょう。
この小さな習慣が、断捨離の第一歩。
ゴミを片付けるだけで、部屋が少しスッキリして、モチベーションも上がりますよ。
STEP2:服の断捨離「全部出して」見直す
次に、服の断捨離に取りかかりましょう。
本当は最初に服から始めてもいいんですが、ゴミの片付けで「片付けられる自分」を実感してから進むと、モチベーションが続きやすいです。
断捨離で大事なのは「全部出す」こと。タンス、クローゼット、ハンガーラックに掛かっている服を、全部出してください。
「ちょっとだけ出して片付ける」はNG。
なぜなら、全体の量を把握しないと、どれが本当に必要か判断できないからです。
全部出すと、服の量にビックリするはず。
同じようなTシャツが何枚もあったり、着ていないジャケットが眠っていたりしますよね。
ここからが本番です。
1軍の服を選ぶ
まず「1軍の服」をピックアップ。
毎日着ている、間違いなく好きな服を優先的に戻します。これらは迷わずキープ。
次に「1年以内に着た服」を選びます。迷う服が出てきたら、ちょっと置いておきましょう。
迷う理由は「高かったから」「まだ着れそう」「思い出がある」など、いろいろありますよね。
特に思い出の品は、すぐに捨てる必要はありません。
アルバムや他のアイテムと同じように「思い出BOX」を用意して、そこに一旦入れておくのがオススメ。
このBOXは、容量を決めておくことで、増えすぎを防ぎます。
迷う服が出てきたら、以下の質問を自分に投げかけてみてください。
- なぜこれが必要?
- なぜこれを買った?
- どうして使い続けたい?
- 他の服と比べてどう?
- 似たような服は他にない?
- もう使っていないんじゃない?
- たまに何となく着てない?
この質問を繰り返すことで、自己理解が深まります。
最初は選ぶのに時間がかかるし、脳がフル回転して疲れます。
でも大丈夫。
慣れると、いる・いらないの判断がどんどん早くなります。
疲れるのは、頭を使っている証拠。
少しずつ進めるのがコツです。
服が片付いたら、靴へ
服が整理できたら、次は靴。
同じ要領で「今使っているもの」「使っていないもの」を分けましょう。
ただし、靴は服とのコーディネートを考えて選びます。
どんなに気に入っている靴でも、現在の1軍の服と合わなかったら、持っていても出番がありません。
服とのバランスを意識して、必要なものだけ残しましょう。
STEP3:書類の整理「デジタル化を活用」
次は、書類の断捨離。重要書類、電化製品の説明書や保証書、契約書など、書類は意外と場所を取りますよね。
ここでは、シンプルなルールを3つ紹介します。
- 説明書:基本的に捨ててOK。ほとんどの製品の説明書は、公式サイトでPDF版を確認できます。
- 保証書:期限が切れるまでは残しましょう(通常1〜5年)。忘れやすい人は、付箋やインデックスに期限を書いて貼っておくと便利。
- 契約書:電子版が共有されている場合は、紙は破棄してOK。電子版がない場合は、必要に応じて保管。
書類を整理するだけで、驚くほどスペースが空きます。
重要書類は、専用のファイルにまとめて、すぐにアクセスできるようにしておきましょう。
STEP4:思い出の品「思い出BOX」で制限を
思い出の品は、断捨離の最大の壁。
写真、卒業証書、手紙など、捨てるのに抵抗があるものが多いですよね。
そんなときは、デジタル化を活用。写真や書類をスマホで撮影したり、スキャンしてクラウドに保存することで、物理的なモノを減らせます。
どうしても手元に残したいものは「思い出BOX」に。
容量を決めた箱(たとえば、A4サイズのボックス1つ)に入る分だけ残し、それ以上は増やさないルールにしましょう。
この制限があることで、思い出の品が際限なく増えるのを防げます。
新しい絵ができたら、古いものと交換するルールを作るのも一つの手です。
たとえば「最新の3枚だけ残す」と決めておけば、増えすぎを防ぎつつ、大切な思い出をキープできます。
この辺は、あなたの状況に合わせて調整してくださいね。
ステップ5:電化製品や大型アイテム——手放すコストを考える
電化製品や家具などの大型アイテムは、捨てるにも手間とお金がかかります。
粗大ゴミに出す場合、自治体によっては費用がかかることも。
だから、買う前に「手放すコスト」を考えるのが大事。
安いからと収納ボックスや家具を買い足すと、結局モノが増えて逆効果です。
重要なのは、トランクルームや実家に送るのはNGということ。
トランクルームや実家にモノを送るのは、結局「見えないところにしまう」だけ。
問題を先送りするだけで、根本的な解決になりません。
また、友達や知人に譲るのも基本的にNG。
一見、「もったいない精神」を活かしているように思えますが、相手が本当に欲しいものでなければ、押し付けているだけかも。
もらった側は「捨てにくい」と感じて、かえって迷惑になることもあります。
相手が明確に「欲しい」と言った場合以外は、譲るのは避けましょう。
もらい物についても、捨てにくいと感じる必要はありません。
もらった瞬間から、それはあなたのモノ。
相手の手元を離れた以上、手放すのはあなたの自由です。
罪悪感を持たず、自分のスペースを優先しましょう。
モノが多い場合は、不用品回収サービスも検討を。
業界最安値を目指すサービスで、作業実績も豊富です。
ただし、基本的には自分でコツコツ進めるのがベスト!
収納のコツ:モノを増やさない、空間を活かす
断捨離のゴールは、モノを減らして空間に余裕を作ること。
そのために、収納のポイントをいくつか紹介します。
- ハンガーラックを活用:服を畳んでタンスにしまうより、洗濯後にそのままハンガーラックにかけると時短に。ハンガーはアーチ型で統一すると、見た目もスッキリ。
- 布団の収納:春・夏用の布団は、クッションカバーに入れると夏場もクッションとして使えて一石二鳥。
- 筆記用具:ぬいぐるみ型の収納ケースに入れると、見た目が可愛く、収納感が減ります。
- 目線より上にモノを置かない:視界がスッキリすると、心も軽くなります。

見た目もいい感じになります。
そして、収納ボックスは買わないこと。
収納スペースがあるからといってモノを増やすと、結局また散らかります。
捨てるにもコストがかかるので「今あるスペースでどう軽くするか」を常に考えましょう。
心の余裕が生まれる断捨離
断捨離は、ただモノを減らすだけでなく、心の余裕を作るプロセスです。
最初は疲れるし、迷うことも多いですが、少しずつ進めていくと、「自分にとって本当に必要なもの」が見えてきます。
このプロセスを通じて、取捨選択が早くなり作業スピードもアップし価値観が変わる。
詳しくは「【断捨離の注意点】片付けとモノを手放して生まれた新しい価値観」 で話していますので、どうぞ。
最後に:小さな一歩から始めよう
14年間の断捨離で私が学んだのは「完璧を目指さなくていい」ということ。
ゴミ袋を置く、服を全部出す、思い出BOXを作る。
小さな行動を積み重ねるだけで、部屋も心も変わります。
ぜひ、今日から一つ試してみてください。
