人間関係の断捨離は必要|切るべき相手と距離感の保ち方

断捨離と聞くと「モノを整理すること」と思う人が多いですが、実は人間関係にも断捨離は必要です。
散らかった部屋が心を乱すように、不要な人間関係はストレスや時間やお金の浪費を引き起こします。
モノを減らすことで部屋が整うように、人間関係を見直すことで心も整います。
ただし「人を切ること」と「距離感を整えること」は違います。

ここでは私自身の体験を交えながら、人間関係の断捨離の本質をお伝えしていきます。
断れない自分が関係をこじらせる
社会に出ると、いろいろな人間関係が生まれます。
嫌な上司や、久しぶりに連絡をくれた同級生がマルチの勧誘をしてきた、なんて話はよくあります。
「害はないけど、このまま関係を続けてもいいのか…?」と迷う場面もあるんですよね。
家族や友人、職場関係など、簡単には切れない相手だからこそ悩みやすいのです。
しかし、だらだらと関係を続けてしまうと、気づかないうちに相手のペースに飲まれ、ストレスを抱えることになります。
そのストレスは心だけでなく、お金や時間まで奪っていくものです。
ここで一度考えてほしいのが「断れない自分」がいるのではないか?ということです。
- 「誘われたから断れなかった」
- 「関係が悪くなるのが怖かった」
- 「嫌われたくなかった」
こうした理由で関係を続けるのは、実は相手のせいではなく自分自身の問題。
つまり、他責的に考えている限り、同じ悩みを繰り返してしまうのです。
自責的に物事を捉えられるようになれば、人間関係の立ち回りも自然と変わっていきます。
人を断捨離しすぎるリスクもある
私には、今はもう連絡が途絶えてしまった幼馴染の友人がいました。
彼は家庭環境が複雑で、職場の先輩から騙されるなど嫌な経験も多く、人との関わりに疲れ果てていたのだと思います。
そのせいか、極端に連絡を絶ち、最終的には私とも繋がりがなくなってしまいました。
きっと彼なりに「断捨離」のつもりだったのでしょう。
でも人を極端に切ってしまうと、最終的には孤立してしまいます。
もちろん「一人でいるのが好き」という人もいます。
しかし、誰かと関わることで得られる安心感や無意識の幸福感は確かに存在します。
人間関係の断捨離は「切る」だけでなく「適度に距離を取る」という視点も必要なのです。
長く続く関係と断捨離のきっかけ
ありがたいことに、私には25年以上の付き合いがある中学の友人、通称「ゆうぼうくん」がいます。
彼もまた社会人として生きる中で「人間関係の断捨離をしようかな」とこぼしたことがありました。
そのきっかけになったのは、私が実践した「モノの断捨離」でした。
実際に断捨離の仕方や価値観に関しては下記で話していますので、どうぞ。


モノを片付けることで心も整理されていく感覚を私が体験し、それを彼に話したのです。
実際に部屋を整えると考え方までシンプルになり、余計な迷いが減ります。
この体験から「人間関係も同じでは?」と気づけたのです。
モノの断捨離と人間関係の断捨離の共通点
モノの断捨離と人間関係の断捨離には大きな共通点があります。
- 本当に必要なもの(人)だけを残す
- 不要なもの(人)は手放す
- よく使う(よく会う)ものは身近に置き、たまにしか使わない(会わない)ものは距離を置く
つまり「収納の工夫」と同じ感覚で人間関係を整えればいいのです。
全部を捨てる必要はなく、あくまでも自分にとって心地よい状態を作ることが大切。
具体的なケースと立ち回り
友人のゆうぼうくんからも、人間関係のストレスについてよく話を聞きました。
- 生産性のない集まりに誘われる
- キャバクラに連れて行こうとする友人にうんざりする
- 中学の友人の母親が自分に巻き込んでくる
こうした関係に振り回されると、時間もお金も奪われていきます。
一方で、私はその中学の友人の母親に対して、あるとき「ピシャッ」と怒ったことがありました。
実際には怒っていなかったのですが「真剣に伝えたい」という意図を込めて強い態度で伝えたのです。
そのときの心境は「嫌われてもいい」というものでした。
それで関係が切れるなら、それはそこまでの縁だったと割り切れたのです。
結果として、相手にはこちらの意図が伝わり、私の友人もスッキリしていました。
この経験からも「相手に振り回されず、自分の意思を示すこと」の大切さを学びました。

遠回しに「察してほしい」という言い方では伝わらないから、明確に伝えたよ
相手に伝えるのが苦手やコミュニケーションに自信がない人は相談や壁打ち相手で聞いてみるのもおすすめです。
切るべき相手の見極め
では、絶対に断捨離すべき人とはどんな相手でしょうか。
- 利益のために利用してくる人
- お金や時間を奪ってくる人
- 会うたびに疲弊させてくる人
こういう相手は、遠回しに伝えても変わりません。
だからこそ「僕はこういうのに興味がない。お金や時間がもったいない」とハッキリ伝える必要があります。
それが「嫌われる勇気」であり「自分の人生を守る行動」なのです。
まとめ
人間関係の断捨離とは「人を切ること」ではなく「自分にとって心地よい距離を整えること」です。
- 断れない自分を手放す
- 本当に必要な人だけ残す
- 不要な関係は思い切って整理する
- 一定の距離を保ち、心を守る
モノの断捨離と同じように、人間関係の整理も自分の人生を軽やかにしてくれます。
だからこそ、短期的な得にとらわれず「自分は何を与えられるか」 を基準に行動することが、未来を変える最大のカギだと思います。

伝えるのも、自分の強い意志を持ってブレないことが大切
そして、もっと本質的に「考え方」そのものを変えたい人には、こちらも参考になるでしょう。

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