【体験談】嫌いな人がいる職場を辞めたい人へ|退職後に気づいた自己理解の大切さ
「嫌いな人がいる。それだけで職場に行くのが嫌になる」

私も実際に、職場の人間関係が嫌になり、感情的になったまま仕事を辞めた経験があります。
退職した直後は本当にスッキリしました。もう嫌いな人と顔を合わせなくていいと思うだけで、かなり気持ちが楽になったのを覚えています。
だから、人間関係を理由に職場を辞めること自体が間違っているとは思いません。
ただ、私の場合はその後がありました。
新しい会社へ転職したのに、また似たような人間関係で悩み、結果的にその職場も辞めることになったんです。

その職場は結局1年未満で辞めてしまったよ。
そこで初めて「環境を変えるだけではなく、自分がどんな人や状況にストレスを感じるのかも知っておいた方がいい」と考えるようになりました。
嫌いな相手に問題があることも当然あります。パワハラや理不尽な扱いまで、自分の考え方だけで解決する必要はありません。
一方で、自分が何を嫌だと感じ、どんな働き方なら心地よく過ごせるのかを理解しておくと、次の職場選びは変えられます。
この記事では、私が実際に職場を辞めてから気づいたことをもとに、嫌いな人との距離の取り方、自己理解、メンタルケア、退職を選ぶタイミング、その後の仕事選びまでまとめます。
- 嫌いな人がいる職場を実際に辞めた体験
- 転職先でも似た人間関係に悩んで気づいたこと
- 嫌いな人との経験から自己理解を深める方法
- 辞める前に試せる現実的な対処
- 心に余裕がなくなったときのメンタルケア
- 退職代行や退職後のお金について
- 次の職場で同じ悩みを繰り返さないための考え方
嫌いな人がいる職場を辞めた私の体験
私が以前いた職場には、どうしても苦手な人がいました。
「もう関わりたくない」「この人がいる職場から離れたい」という気持ちが強くなり、最終的には退職を選びました。

今振り返っても、辞めたこと自体を後悔しているわけではありません。
辞めた直後はかなり解放された
退職した直後は、嫌いな人ともう会わなくていいという安心感がありました。
毎日のように相手の言葉や態度を気にしていた状態から離れたので、気持ちも一気に軽くなります。
職場の人間関係は、思っている以上に生活へ入り込んできます。
仕事が終わって家に帰ったあとも「あの言い方なんだったんだろう」と考えてしまったり、翌日のことを思い出して憂うつになったりする。
環境から離れたことで、そうした時間がなくなったのは大きな変化でした。
転職先でも似たようなことで悩んだ
ところが、新しい会社に転職したあと、また人間関係で似たようなストレスを抱えるようになりました。
もちろん、前の職場とまったく同じ人がいるわけではありません。
それでも「この人とは合わない」「この環境が苦しい」と感じる場面が出てきて、最終的にはそこも辞めています。
ここで私は少し考えるようになりました。
「職場を変えることは必要だった。でも、自分自身について何も分からないまま次を選んでいたのではないか」

これが自己理解を意識するようになったきっかけのひとつです。
職場を変えることと自分を理解することは別だった
以前の私は「嫌いな人がいなくなれば問題は解決する」と考えていました。
実際、その人から離れれば目の前のストレスはなくなります。
ただ、次の職場でも似たことで悩んだ経験から、私はもう一つ考えるようになりました。
どんな職場なら自分は働きやすいのか。どんな言葉や態度に強く反応するのか。
そこが分かっていなければ、転職先を選ぶときにも給料や仕事内容ばかりを見てしまいます。
自分を責めるのではなく次に使える材料を探す
ここで勘違いしたくないのが「人間関係で悩んだのは自分にも原因がある」と自分を責めることではありません。
相手に問題がある場合もありますし、職場そのものの環境が良くないこともあります。
大切なのは責任探しではなく、次に同じ状況になったとき、自分は何を変えられるのかを知っておくことだと思っています。
たとえば「人前で強い口調で注意されることがかなり苦手だった」と分かれば、人への接し方を大切にしている会社を次の条件にできます。
細かく行動を管理されることに強いストレスを感じるなら、ある程度自分で判断できる仕事の方が合うのかもしれません。

嫌だった経験も、こうして言葉に変えると次の選択材料になるよ。
嫌いな人との経験から自己理解を深める
自己理解というと難しく聞こえますが、私が最初にやるなら非常にシンプルです。
「あの人が嫌い」で終わらせず、何が嫌だったのかをもう少し細かく考えます。
「嫌い」を具体的な言葉へ変えてみる
たとえば「上司が嫌い」だけだと、まだ何も分かりません。
「人前で怒鳴るところが嫌だった」なら、自分は人への尊重を大切にしているのかもしれない。
「毎回細かく仕事へ口を出されるのが嫌だった」なら、自分の裁量で進められる環境を好んでいる可能性があります。
「成果を出しても認めてもらえないのが嫌だった」なら、自分は評価や成長実感を大切にしているとも考えられます。
こうやって掘り下げていくと、嫌いな人の分析をしていたはずなのに、だんだん自分が何を大切にしているのかが見えてきます。

頭の中だけで考えると堂々巡りになりやすいので、私は文字にする方法が合っていると思います。
言葉にすることで自分の考えが見えてくる理由については、こちらの記事で詳しくまとめています。
» 「言語化と自己理解」で自分を変える|不安を「資産」に変え、人生の迷いを断ち切る5つのメリット

実際、現在の自己理解の記事でも「言葉にすることで、自分の内側を整理して人生の判断につなげる」という考え方を中心にしています。
自己理解を一人で進めにくいならUdemyを使う方法もある
自分でノートに書いて整理できる人なら、それだけでも十分始められます。
ただ、自分について考えるほど「結局何が正解なのか分からない」と迷ってしまうこともあります。
そんなときは、自己理解の進め方を講座に沿って学ぶ方法もあります。
転職するかどうかだけを決めるのではなく「自分は何を大切にして働きたいのか」「どんな環境が苦手なのか」を整理する材料として使えます。
特に、また同じ理由で転職することが不安な人なら、次の会社を探す前に一度自分の中を整理しておく意味はあると思います。
嫌いな人がいる職場で辞める前にできること
自己理解をしたからといって、すぐ退職する必要もありません。
まだ考える余裕があるなら、今の環境で変えられることを一度試してみる方法もあります。
嫌いな人との距離を調整する
職場だからといって、全員と仲良くする必要はありません。
仕事上必要な連絡だけにする、自分からプライベートな話をしない、休憩時間を少しずらすなど、関わる時間を減らすだけでも気持ちが変わる場合があります。
私も以前は「相手とうまくやらなければ」と考えていましたが、仕事が成立する範囲で距離を取るのも立派な対処です。
相手を好きになる必要はありません。
人事・総務など第三者へ相談する
自分だけでは対応できない状況なら、会社の人事や総務へ相談する方法もあります。
私自身、職場でパワハラと感じる言動を受けた経験があります。
人がいる前で大きな声で注意されることが続き、その人を避けるようになったため総務へ相談しました。その後、周囲への対応も変わり、翌年には相手が転勤対象になっています。
この経験から「会社に相談しても何も変わらない」と最初から決めつけなくてもいいと思うようになりました。

相談するときは、感情だけではなく「いつ・どこで・何を言われたか」など、出来事を整理しておくと伝えやすくなります。
異動や配置変更で解決できる場合もある
会社そのものが嫌いなのではなく、特定の人との関係だけが問題なら、部署異動で状況が変わることもあります。
特にある程度規模の大きな会社なら、部署が変わるだけで接点がほとんどなくなる場合もあるでしょう。

転職には生活環境や収入まで変わる可能性があるよ。
「会社を辞める」以外で嫌いな人から離れられるなら、それも選択肢のひとつです。
認識のズレだけは一度確認しておく
相手と話せる状態なら、「実はお互いに勘違いしていた」という可能性もあります。
私自身、相手を嫌いだと思った時点で、相手の意見を聞こうとしなくなっていたことがありました。
後から考えると、もう少し早く確認していれば変わっていたこともあったかもしれません。
ただし、暴言やハラスメントを受けている相手に無理して近づく必要はありません。
「話せる関係なら確認する」くらいで十分です。
嫌いな人のことで頭がいっぱいなら先に心を休ませる
ここまで自己理解や対処について書きましたが、そもそも考える余裕が残っていないこともあります。
休みの日まで職場の人のことを考えてしまい、何をしても気持ちが切り替わらない状態では、無理に答えを出そうとしても頭の中がまとまりません。
そんなときは、自己理解より先に一度心を休ませることを優先していいと思います。
一人で抱え込まずメンタルケアを使う
家族や友人に話せるなら、それでも構いません。
自分と関係のない第三者だからこそ話しやすい場合は、オンラインのメンタルケアやカウンセリングサービスを利用する方法もあります。
「退職するべきか決めてもらう」のではなく、自分の中に溜まっていることを一度外へ出すために使うイメージです。
今の職場のことを考えるだけで日常生活にも影響が続いている場合などは、必要に応じて医療機関や専門家への相談も検討してください。
» 一人で抱え込まず、オンラインで相談できるメンタルケアを確認する
それでも今の職場から離れた方がいい状況もある
自己理解は大切ですが、何でも自分の考え方で解決しようとする必要はありません。
相手から明らかなハラスメントを受けていたり、会社へ相談しても改善されなかったりするなら、環境から離れることも自分を守る選択になります。

私は退職した経験があるからこそ、辞めることを「逃げ」とは思いません。
むしろ、辞めたあとにどうするかまで考えることの方が大切です。
もう退職の話をする余裕すらない場合
理想を言えば、会社へ退職意思を伝え、引き継ぎをして辞める方がスムーズです。
ただ、誰もがそこまで動けるとは限りません。
「上司に退職すると言うことを考えるだけでもつらい」「もう会社とのやり取りを続けたくない」と感じるほど追い込まれているなら、退職手続きを第三者へ相談する方法もあります。

退職代行は誰にでも必要なサービスではないので、自分で退職を進められるなら、その方がいいケースも多いと思うよ。
それでも、辞めたいのに会社と話すこと自体が大きな壁になって動けない人にとっては、環境から離れるためのひとつの選択肢になります。
» 自分だけで退職を進めるのが難しい場合の退職代行を確認する
退職代行を使ったことで転職先に知られたり、不利になったりしないか不安な方は、こちらの記事にもまとめています。
» 【退職代行】バレると転職不利になる?あなたの不安を解消する行動術

退職すると決めたら生活費と退職後のお金も確認する
嫌いな人から早く離れたいときほど、「辞めたあとの生活」が抜け落ちやすくなります。
私も勢いで退職した経験がありますが、会社を辞めると給料が止まる一方で、生活費はそのまま続きます。
さらに、退職後は健康保険や年金、住民税など、自分で確認しなければならないものも出てきます。
何ヶ月休めるのかを数字で見ておく
転職活動をすぐ始めるならいいですが「少し休みたい」と思っているなら、その期間に必要なお金を一度計算しておいた方が安心です。
3ヶ月なのか半年なのか、それとももう少し休みたいのか。
ここを決めるだけでも、焦って次の会社を選ぶ可能性を減らせます。

私も給付金のことを知ってればと辞めてだいぶ経った後に知りました。
※受給できる制度や条件は人によって異なるため、自分が対象になるかを確認したうえで判断してください。
転職先で同じ悩みを繰り返さないために嫌だった経験を条件へ変える
私は転職して似たようなことで悩んだからこそ、次の職場を探すときは「何をしたいか」だけでは足りないと思うようになりました。
何が嫌だったのかも、同じくらい大事です。
たとえば、前職で上下関係が強すぎる環境が苦痛だったなら、フラットな組織を探す。
細かく管理されることがストレスなら、自分で判断できる仕事を候補にする。
人との会話が多すぎて疲れるなら、一人で集中できる時間がある仕事を探す。
嫌な経験をなかったことにするより、条件に変えて使った方が次の選択に活かせます。
転職先は給料や仕事内容だけで決めない
転職するときは、どうしても給料、休日、仕事内容など目に見える条件へ意識が向きます。
それらも大切ですが、自分が一日の中で何にストレスを感じるのかも見ておいた方がいいと思います。
一人で条件整理が難しければ、キャリア相談など第三者と話しながら考える方法もあります。
自分を変えたいと思っている方は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
» 自分を変えたいなら今すぐ行動!人生を変える3ステップ【実践的マインドセット】
会社を辞める前に別の収入源を作っておく方法もある
「次も会社員で働く」と決める必要はありません。
転職だけではなく、副業を始めたり、スキルを身につけたりして働き方そのものを少しずつ変える方法もあります。
ただ、ここでも勢いだけで会社を辞めるのはおすすめしません。
収入の見通しがない状態で辞めると、今度はお金への不安から焦って仕事を選ぶことになりやすいからです。
嫌いな人への感情に振り回されるときは自分の反応を見る
嫌いな人が近くにいると、相手のちょっとした言動まで気になることがあります。
私自身もそうでした。
でも自己理解を進めていくと、「相手が何をしたか」だけではなく、「自分はなぜそこまで反応したのか」を考えられるようになります。
感情をなくす必要はありません。
腹が立つこともありますし、苦手な人は苦手なままでいい。
それでも、自分の反応を知っておくだけで、相手に感情を持っていかれる時間は減らせます。
感情と自己理解については、こちらの記事で詳しく書いています。
» 【感情コントロールのコツ】自分を理解すればお金も人間関係もラクになる

まとめ|嫌いな人がいた経験も次の人生を選ぶ材料になる

私は嫌いな人がいる職場を辞めました。
辞めた直後は解放されましたし、今でもその選択そのものが間違っていたとは思っていません。
ただ、そのあと別の職場でも似たようなことで悩んだからこそ、「職場を変えること」と「自分を知ること」は別なんだと気づきました。
嫌いな人がいた経験は、できれば思い出したくないものかもしれません。
それでも、「何が嫌だったのか」「なぜ自分はそこに強く反応したのか」「次はどんな環境なら働きやすいのか」と言葉に変えていけば、次の仕事を選ぶ考え方になります。
まだ考える余裕があるなら、自己理解から始める。
頭の中がまとまらないなら、第三者やメンタルケアを頼る。
環境そのものに問題があり、もう会社とのやり取りさえ難しいなら、退職代行を含めて離れる方法を考える。
そして退職を決めたあとは、生活費や次の働き方まで少しずつ整理していく。
私が以前の自分に伝えるなら、「嫌だから辞めるな」とは言いません。
辞めるなら、その経験を次の選択に使おう。
そう伝えると思います。
嫌だった職場の経験も、自分を理解する材料に変えられれば、ただの嫌な記憶で終わらなくなります。

